ABOUT
「をり」とは
- 「織」
- をりの建物は、元々西陣織を織っていた「織屋建」の長屋で、百年を超える歴史があります。
- 「居り」
- 古文単語で「居る」「存在する」「座っている」ことを表します。
- 「折」
- 四季折々のように「時」を表す言葉です。
- 「澱」
- 水底に溜まったものを表す総称ですが、ここではワインの発酵熟成中に析出する沈殿物を想起しております。
- 「檻」
- RatやBoarのような獣を入れておく囲いのイメージです。
以上のようなイメージから醸成された造語で、立地と歴史、コンセプトを包括し、なおかつ覚えていただきやすい店名として命名させていただいた次第です。
選ばれし縁が、静かに折り重なる場所
「をり」は、誰もが入れる店ではありません。
創設メンバーと、その縁を分かち合える方だけに開かれた、完全紹介制の空間です。
京都に息づく「一見さんお断り」という文化を、排他ではなく信頼と礼節の証として受け継ぎました。
紹介があっても、同行なき入店は叶いません。
けれど、一度同じ時間を過ごし、名を交わしたなら、その瞬間からあなたは、もう「一見さん」ではありません。
空間と時間の思想
営業は夜十八時から二十三時まで。
完全予約制のもと、静けさと余白を大切にしています。
ここは長屋の一部。
両隣には暮らしがあり、声を張る場所ではありません。
語らいは低く、振る舞いは穏やかに。
それが、この場所に集う者の暗黙の了解です。
装いは、敬意のかたち
「をり」には、明確なドレスコードがあります。
装いは、店への、そして同席する人への敬意。
スマートカジュアルを基本とし、場の空気を乱す服装での入店は、理由を問わずお断りします。
香りもまた、装いの一部。
ウイスキーの繊細な香りを損なう強い香水はご遠慮ください。
常連であっても、例外はありません。
ルールは、すべての人に等しく在ります。
宿泊という「余白」
遠方からの客のために、簡素ながら宿泊の場を用意しました。
それは宿ではなく、延長された夜のための余白。
素泊まりのみ、過度なもてなしはありません。
この宿泊所は、「をり」を訪れる方のためだけのもの。
宿泊だけの利用はお断りしています。